「旦那と離婚したい」
「旦那と今すぐ別れたい」と考える女性は少なくありません。
一緒に生活してきた中で、
「旦那が嫌い」「性格が合わない」「浮気や不倫が発覚した」「家事や育児に協力してくれない」「モラハラを受けている」など、様々なストレスが積み重なると、離婚を強く意識するようになります。
「生活費を入れてくれない」「金銭感覚が合わず浪費が激しい」など、経済的な問題が離婚のきっかけになることも多いです。
さらに、子どもがいる場合は親権や養育費の問題が複雑になり、不安で「何から準備すればよいのかわからない」という相談も増えています。
この記事では、女性が夫と早く別れたいと思ったときに知っておくべき離婚の流れや準備、早くスムーズに離婚する方法について解説します。ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
✅ 離婚の流れや準備
✅ 早くスムーズに離婚する方法

平成17年3月 東京都立上野高等学校卒業
平成23年3月 日本大学法学部法律学科卒業
平成26年3月 学習院大学法科大学院修了
令和5年1月 西船橋ゴール法律事務所開業
目次
旦那と離婚したいと思う理由5選
離婚の理由は人それぞれですが、よくある理由には以下のようなものがあります。
性格が合わない・価値観の違い
「性格が合わない」「金銭感覚が違う」「話が通じない」など、価値観のすれ違いが大きな原因です。こうした違いは家事の分担や子どもの教育方針などにも影響し、毎日の生活がストレスになることがあります。
浮気・不倫が発覚した
「旦那の浮気や不倫を知ってしまった」「不貞を何度も繰り返される」という状況は、夫婦関係において基本となる「信頼」を失ってしまいます。こうした理由で「早く別れたい」と思う女性は多いです。
モラハラ・DVを受けている
肉体的暴力だけでなく、言葉の暴力や無視、支配的な態度など、DVは心に大きなダメージを与えます。モラハラは妻が辛いだけでなく、子どもにも悪影響を及ぼすことがあるため、自身と子どもを守るために早期の対策が必要です。
家事や育児に協力してくれない
専業主婦の場合は特に負担が大きく、共働きの女性でも家事や育児の負担が一方的に偏るとストレスが溜まります。「協力してほしい」と頼んでも変わらず、離婚を考える理由になります。
生活費を入れず家計に貢献してくれない
生活費の負担が偏ったり、金銭感覚の違いや浪費で家計が苦しくなると、とても不安で辛いものです。経済的な問題は毎日の生活に直結するため、我慢し続けるのは大変です。そんなときは、一人で抱え込まずに専門家に相談しながら、少しずつ自立や解決に向けて準備を進めていくことをおすすめします。
こんな旦那とは別れることを考えよう
「旦那と早く別れたい」と感じる理由のひとつは、生活の質や心身の健康を守るためです。以下のような特徴がある場合、早めの決断を検討しましょう。
継続的なモラハラや暴力がある
精神的な虐待や身体的暴力は決して許されません。自分や子どもを守るためにも、専門家の相談を受けながらなるべく早く別れる準備を進めましょう。
浮気や不倫を繰り返す
信頼を裏切り続ける夫とは、未来を築くのは難しいものです。子供のためにも健全な家庭環境を優先しましょう。
生活費を入れず家計に非協力的
家計に協力せず生活費が不足する状況は、日々の生活に大きなストレスをもたらします。早めに専門家と相談し、無理のない形で自立を目指しましょう。
家事・育児の負担を一方的に押しつける
共働きや専業主婦問わず、家事や育児への協力がなくストレスが大きい場合は、将来のことも踏まえて離婚を視野に入れるべきです。
女性が離婚前にしておく準備
離婚の決意が固まったら、スムーズに進めるための準備をする必要があります。以下のポイントをチェックしておきましょう。
養育費の取り決め
子どもがいる場合は養育費の金額や支払い期間を明確にしておくことが重要です。養育費の未払いトラブルを防ぐために、支払の約束をする公正証書を作成しておくべきです。
財産分与に向けた整理
夫婦の共有財産は公正に分ける必要があります。現金だけでなく不動産や退職金・年金なども含まれます。きちんと準備しないと後でトラブルになることもあります。
親権者の決定
離婚する際に必ず話し合う重要なポイントの一つが「親権者の決定」です。親権者とは、離婚後に子どもの養育・教育・生活の責任を持つ親のことを指します。 親権は一度決まると変えるのが難しいため、離婚時に慎重に考えて決めることが重要です。 子どもの利益を最優先に考えましょう。
生活費や住居の確保
離婚後の生活費や住む場所の準備を怠ると、経済的に苦しくなることがあります。新しい生活を始めるための準備は早めに進めましょう。
公正証書の作成
養育費や慰謝料、財産分与などの条件を公正証書にまとめると、強制執行も可能になり安心です。弁護士に相談しながら作成するのがおすすめです。
離婚の流れ
夫と別れる準備として、まずは離婚の基本的な流れを知っておくと安心です。
夫婦間での話し合い(協議離婚)
最も簡単な離婚の方法が、夫婦間での話し合いによる協議離婚です。
このステップでは、離婚の意思や時期、養育費や親権、財産分与などの具体的な条件を双方で話し合い、合意を目指します。話し合いは感情的になりやすいため、お互いの意見を尊重しつつ、冷静にポイントを押さえて進めることが重要です。
合意に達した場合は、離婚届を役所に提出するだけで離婚が成立します。話し合いがまとまると、離婚後のトラブルを防ぐために、離婚協議書や公正証書を作成しておくことが重要です。
家庭裁判所で調停を申し立てる(調停離婚)
話し合いによる合意が難しい場合は、家庭裁判所に調停を申し立てます。調停では、調停委員という中立的な第三者が夫婦双方の意見や状況を丁寧に聞き取り、感情的になりがちな話し合いを円滑に進めるサポートをしてくれます。
調停は非公開で行われ、プライバシーが守られた環境のなかで進みます。
ここで養育費や親権、財産分与などの条件についても話し合い、合意できれば調停調書が作成され、法的効力を持ちます。調停は裁判に比べて負担が少なく、離婚に向けての重要なステップです。
調停でも合意できなければ裁判へ(裁判離婚)
調停で合意が難しい場合は、裁判で離婚を決めることになります。裁判では法的な観点から双方の主張や証拠を丁寧に審理し、公正な判断が下されます。
時間や費用はかかりますが、解決に向けてしっかりと争点を整理し、自分の権利を守ることができる大切なプロセスです。
専門家のサポートを受けながら進めることで、安心して対応できます。
早く離婚するためにするべきこと
離婚をスムーズに早く進めるためのポイントを押さえましょう。
離婚理由と証拠を整理する
離婚理由を明確にし、モラハラや浮気、不倫の証拠を集めておくと、話し合いや調停での説得力が増し、有利に進められます。
生活設計を準備する
離婚後の生活費や住居、子どもの学費などを計算し、現実的な生活設計をしておくことが大切です。
子どものことを第一に考える
親権や養育費、面会交流の方針を整理し、子どもの精神的・生活的安定を優先に考えましょう。
条件を文書でまとめる
口約束ではなく、養育費や慰謝料、財産分与の条件を文書化し、後のトラブルを防止します。
早めに専門家へ相談する
弁護士や離婚問題に強い専門家に早期相談することで、適切な準備やアドバイスが受けられます。
離婚を切り出す前に弁護士に相談してほしい理由
離婚を決意したら、まずは弁護士に相談することが大切です。
法的に有利な離婚の準備ができる
離婚条件で不利にならないためのアドバイスが受けられます。知らないうちに不利益になってしまうリスクを減らせます。
養育費や慰謝料、財産分与の漏れを防ぐ
弁護士は取り決めの抜け漏れを防ぎ、必要な条件を漏らさず交渉してくれます。
子どもの安全と生活を守るための具体策を提案
親権問題や子どもの将来を踏まえた対策を立てられます。
公正証書や協議書の作成をサポート
公正証書の作成は法律的な強みがあり、後のトラブル防止につながります。
交渉の負担を軽減し精神的ストレスを和らげる
直接のやりとりを弁護士に任せることで、感情的な対立を避けられ、精神的にも楽になります。
まとめ
「旦那と離婚したい」と感じたとき、その気持ちを持ちながらも、着実に準備を進めることがたいせつです。
性格の不一致やモラハラ、浮気、不倫、家事や育児の負担、生活費の問題など理由は様々ですが、どのケースでも共通しているのは「子ども」「生活の安定」「自分の心の健康」を守ることです。
離婚の流れや手続き、必要な準備を把握し、公正証書の活用や弁護士への相談を通じて、早くスムーズに別れる道を選びましょう。

川口晴久
離婚は決して「いらない」ものではなく、新たな人生を歩むための大切なステップです。未来を見据えて、あなたにとって最善の選択ができることを願います。
離婚の問題でお悩みの方は西船橋ゴール法律事務所へ【初回30分相談無料】

西船橋ゴール法律事務所はこれまで100件を超える多くの夫婦問題・離婚問題を解決に導いて参りました。
ご相談者様のお話をじっくり聞き、ご相談者様が最善の選択をできるようアドバイスさせていただきます。
ぜひお気軽にご相談ください。