未成年者相手の盗撮事案で、前科がつかず仕事継続もできた例 |千葉船橋で刑事事件を弁護士に相談

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未成年者相手の盗撮事案で、前科がつかず仕事継続もできた例

30代会社員/男性

相談前

依頼者は、駅のエスカレーターで、前方の女子高生のスカートの下に、動画撮影モードにしたスマートフォンを差し込み、
外形上は、自分のももにスマートフォンをあてている形で、ばれていないと思い、数秒間継続していました。そうしたところ、その様子を私服警官に見られていました。警官から声を掛けられ、女子高生とは別の部屋に呼ばれました。
警官から、スマートフォンの中身を確認され、現在の犯行と、過去にも行った件が発覚し、叱責を受けました。

以前から、インターネットの動画サイトで、同様の手口の犯行動画を見ており、自分にもできそうだと思ったところから、盗撮を始めてしまったのです。

これまで何日も続けてきてしまっており、警官から声を掛けられ、叱責され、初めて、自分のしたことの大きさを自覚したとのことでした。とても後悔しているので、何か、

そして、過去の余罪が心配とのことでした。

相談後

まず、盗撮が染みついてしまっているとのことでしたので、面談後、弁護士が
一緒に、メンタルクリニックを探しまいた。依頼者はそこに通うようにしました。
当初は、行ったことのないクリニックに抵抗があったようですが、いざいってみると、お医者さんに、これまでの悩みを全部吐き出すことができて、すっきりしたとのことでした。

被害者の親御様と弁護士がお話した際、本人は本当に反省しているのですか?余罪もあるのですよね?と聞かれました。
このような、反省経過を、被害者の親御様にも、弁護士から説明をしました。
してしまったことは変えられませんが、本人が本気で、今後を変えようとしていること、
仕事への姿勢にも変化があったことを、お伝えしました。
そして、被害者の方が心配されていた、依頼者の通勤経路と、被害者の通学経路を、重ならないようにできるよう、提案をしました。
そうしたところ、ご安心を得られ、示談金(慰謝料)のお支払いにより、許すとの文言を示談書に記載させていただくことができました。

余罪について処罰されてしまう方もいますが、
弁護士から、本人の反省状況、改善状況を示した書類を用意し、検察官へ提出しました。

そうしたところ、余罪についても処分されず、本罪についても、不起訴となりました。
本人は、もう一度社会で活躍するチャンスをもらったから、腐らず、感謝の気持ちで、謙虚に頑張りたい
と言ってくれました。そのときの顔が印象的です。

弁護士からのコメント

依頼者ご本人の悩みと向き合い、今後に向けた解決をできることが、この仕事の喜びです。
いまも、元気で過ごしているとのお話を伺い、とてもうれしく思っています。

余罪についての受け答えは、次の取り調べでも聴取されるのが必然なので、答え方にとても迷う方が多いです。
弁護士としては、センセーショナルな回答となるので、本記事に書ききることができませんが、詳細は相談時にお話ください。

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